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ツビックローエルアカデミアデイ

長い期間をかけて、ツビックローエルアカデミアデイは科学技術や産業の分野で重要なイベントとなっており、材料試験の新しい可能性が様々に議論されてきています。材料試験機を使用して研究を加速するにはどうすればよいでしょうか?新素材をもっと早く開発するにはどうしたらいいでしょうか?そして、研究分野と産業界はどのようにしてパートナーシップを強化できるでしょうか?これらは、ツビックローエルアカデミアデイで毎年話題となるほんの一部です。このイベントのハイライトは、ツビックローエルサイエンスアワードの発表と、研究および科学における材料試験機の革新的な研究に対する賞金8,000ユーロです。

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  • 業種別パンフレット:大学・公的研究機関 PDF 4 MB

ツビックローエルアカデミアデイ 2023 イギリス ケンブリッジ大学

ツビックローエルアカデミアデイ 2023 は、2023年9月26日(火)に世界的に名高いイギリスのケンブリッジ大学のMuller Instituteで開催されます。

アカデミアデイ2023で取り上げられるトピックは、脱炭素化と再生可能エネルギーです。今日、エネルギー供給は最も大きなかつ重要な課題の1つであり、エネルギーセクターは世界のCO2排出の約3分の2を引き起こしています。気候変動に対抗するには、再生可能なエネルギー源からの気候に優しいエネルギー生成の拡大が不可欠です。再生可能エネルギーのための材料およびインフラは、材料試験に新たな多様な課題を提供しています。

アカデミアデイでは、風力エネルギー、水素技術、電気自動車のバッテリー試験などの分野での材料試験研究を紹介するゲスト講師による選りすぐりのプレゼンテーションをご聴講いただけます。

ご参加をご希望の方は、以下のボタンをクリックし、登録フォームに記入してください。

レジストレーション

2022年ウィーン工科大学でのアカデミアデイ

2022年6月10日、アカデミアデイを2年ぶりにオフライン形式にて開催することができました。昨今のパンデミックにより、ツビックローエルアカデミアデイは2年間開催が見送られており、ツビックローエルサイエンスアワード受賞者の贈呈式もオンラインイ形式での実施となっていました。

クッペルザールとして有名なドーム型ホールの美しい環境の中で、講演者と参加者の活発な交流が行われました。
今年のツビックローエルサイエンスアワードの主なトピック:微細構造と巨視的特性の関連付け-アディティブ・マニュファクチャリングに焦点をあてて

過去数年間のイベントの伝統に沿って、アカデミアデイにおいてのツビックローエル科学賞の受賞者を発表しました。

第1位は、フランスの Mines ParisTech の Ahmed Zouari 氏に授与されました。Ahmed Zouari 氏は Journal of Nuclear Materials に「ジルコニウム合金燃料被覆管の破壊に対するひずみ二軸性の効果」と題する論文を発表しました。

第2位は、スペインのヴァル デブロン大学病院の Jiahui Li 氏で、「カテーテル先端の伸展性が血栓除去装置の吸引力に実質的に影響を与える」という論文で、Journal of NeuroInterventional Surgery に掲載されました。

第3位はイギリスのオックスフォード大学の Longhui Zhang 氏に贈られました。Mechanics of Materials ジャーナルにおいて「準静的および動的ねじり荷重下でのチタン合金の純粋なせん断塑性流動と破壊」の記事が掲載されています。

今回材料試験機の革新的な使用を含む優れた研究活動を再び表彰することができ、総額 8,000 ユーロ相当が贈られました。

ツビックローエルアカデミアデイ2017: 香港科学技術大学

2017年5月26日に香港科学技術大学で、ツビックローエルアカデミアデイ 2017において、サイエンスアワードのプレゼンテーションが行われました。20カ国から70人以上の参加者が100の論文が提出され、受賞者を決めるのに難航しました。 

5,000ユーロとPaul Roellメダルを含む一等賞は、MEMSテクノロジーをベースにした小型コンポーネントと材料の特性評価のためのナノ試験で、イタリアのトレント大学のMaria F. Pantano氏に授与されました。マクロ的試験からの特性値は思いのままにスケーリングできないため、小型化とナノ材料の使用加により、マイクロスケールの特性評価が必要になります。 

 ミュンヘン工科大学のDavid Jocham氏が、成形中の軟鋼の降伏軌跡を二軸測定する方法で2位を受賞しました。 

 高速での動的材料試験における振動信号の分野での功績が認められ、中国の清華大学のZihao Quin氏に3位が授与されました。 

ツビックローエルアカデミアデイ2016: プラハのチェコ科学アカデミー

2016年4月26日に、2015年のツビックローエルサイエンスアワードの受賞者は、プラハのチェコ科学アカデミーで開催された第7回のツビックローエルアカデミアデーで授与式が行われました。イベントの化学的なフレームワークは、軽量素材の試験に焦点を当てたプレゼンテーションを特集しました。

ポールローエルメダルの今年の優勝者は、5,000ユーロの最優秀賞とともに、世界10の主要な工学系大学の1つであるオックスフォード大学のEnrique Alabort 氏でした。彼は説得力のあるプレゼンテーションで、たとえば数百パーセント変形する可能性のある多結晶材料の特性など、合金材料の超塑性を説明しました。2位は、ケムニッツ工科大学(ドイツ)のBenjamin Zillmann氏に贈られ、主に圧縮試験における板金の2軸変形に関する論文が称えられました。3位が贈られたのはPh.Ozgur Atalay、イスタンブール工科大学で、導電性繊維を使用してセンサーをテキスタイルに組み込む方法の可能性を披露しました。これら受賞者は26ヶ国、160の参加者あの中から選ばれています。 

ツビックローエルアカデミアデイ2015: ETH チューリッヒ

6年連続で、ツビックローエルは2014年サイエンスアワードのプレゼンテーションの舞台となるアカデミアデーを主催しました。2015年6月2日にチューリッヒのスイス連邦工科大学(ETH)に世界から聴衆が集まり、科学的バックグラウンドにおいて材料試験機の最も革新的な使用に関して今年の受賞者の業績を称えました。 

5,000ユーロの最優秀賞は、インスブルック大学の物理化学研究所のMarkus Seidl氏にこの年は授与されています。彼の論文は、極低温および高圧での水のフェーズダイアグラムの特徴、つまり液体窒素とツビックローエル AllroundLine試験機を使用することでもたらされる凝集状態について説明しています。研究の結果は、生物学と環境技術の分野から食品工学と製薬工学まで、結晶の核生成と成長が関連する要素であるすべてのプロセスにとって興味深いものです。

バイロイト大学、ブリストル大学、ETHチューリッヒの代表者から構成される審査員は、ドイツの科学者に2位と3位を授与しました。追加で3位とされたのはスペインのプロジェクトに対してでした。受賞者はまた、国際的な専門家の聴衆の前で科学講義のアカデミアデーシリーズの一環として、著名な教授と一緒に彼らの研究を発表する機会がありました。

ツビックローエルアカデミアデイ2014: Rey Juan Carlos大学、マドリッド

2014年4月9日、2013年のサイエンスアワードの受賞者は、マドリードのレイファンカルロス大学で行われた第5回ツビックローエルアカデミアデイで賞を授与されました。イベントのテクニカルフレームワークは、軽量素材の試験に焦点を当てたプレゼンテーションを特集しました。 

ポールローエルメダルと5,000ユーロの最優秀賞を受賞したのは、ルーキーにあるインド工科大学のDebrupa Lahiri氏でした。彼女は、IIT Kanpurで技術の修士号を取得し、Florida International Universityで博士号を取得しています。彼女の論文は、カーボンナノチューブと基板の結合挙動に関するものでした。彼女の研究結果は、内部人工器官のコーティング技術の開発に使用できるため、人間の組織に今後活用される可能性があります。

2位はイギリスの科学者に贈られ、3位はアメリカとドイツの2人の科学者に授与されています。2013年のサイエンスアワードには合計119のエントリーがあり、アカデミアデイにおける一連の発表は、材料試験における今日の重要な科学的問題に対して包括的な見解を提供しました。 

ツビックローエルアカデミアデイ2013: マンチェスター大学

2013年4月17日、2012年のサイエンスアワードの受賞者は、マドリードのレイファンカルロス大学で行われた第5回ツビックローエルアカデミアデイで賞を授与されました。チャレンジングな環境下での材料が受ける命題に対する専門家の様々なプレゼンテーションに加え、独自のテーマも多く発表されています。 

優勝者であるボルドー大学のMichal K. Budzik氏は、ツビックローエルの材料試験機を使用して複合材料の破壊挙動を決定する方法を発表しました。工業用接着プロセスに対するより興味深いテーマでした。2位及び3位はスペイン、イタリアのプロジェクトに贈られました。17の国々から、トータル72名の科学者がツビックローエルサイエンスアワードへ参加しました。 

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