ASTM E23:
ASTM E23はノッチバー金属試験片でのシャルピーとアイゾット衝撃試験について記載しています。 試験では、振り子ハンマーを使用してノッチ付き金属試験片を半分に割ります。 ASTM E23 規格は、試験片、試験の実施、結果レポート、および試験機、例えば、室温、高温および低温度条件での振り子衝撃試験機の要件について説明しています。
ノッチバー金属試験片に対するシャルピー振り子衝撃試験の詳細については、ISO 148-1規格を参照してください。
目的 シャルピー法 アイゾット法 シャルピー 試験片寸法 アイゾット 試験片寸法 温度条件下のノッチ付き衝撃試験 自動化 試験システム
温度条件下におけるノッチバー衝撃試験
ノッチバー衝撃試験は、高温または低温で、しばしば実行されます。これらの試験温度は、それぞれの温度範囲での材料の挙動を特徴付けるために実施されます。温度変化に伴う材料特性の変化は重要なデータの1つです。
ノッチバー衝撃試験を高温または低温の試験温度で実施する場合、試験片を温度槽から取り出してからハンマーが試験片を打つまでの時間は 5秒を超えてはなりません。
さらに、振子衝撃試験機へ置く間に試験片の温度が大幅に変化しないようにする必要があります。この規格では、試験片の配置に、温度調節されたセルフ センタリング トングの使用を推奨しています。より多くの試験をする場合は、試験片の温度調節、搬送、配置、試験実施に全自動試験システムをお勧めしています。
全自動シャルピー衝撃試験
シャルピー衝撃試験も自動化できます。自動化されたソリューションでは、手の温度や湿度、中心から外れたり、角度のある試験片の挿入などのオペレーターの影響を排除するという利点があり、試験結果に高い再現性をもたらします。試験片の自動センタリングサポートがあり、試験システムを介して試験を開始することで、信頼性と再現性のある試験結果が約束されます。
ロボット試験システムroboTest Iでは、ISO148-1及びASTME23に準拠したシャルピー衝撃試験を実施します。このシステムを使用して、-180℃〜 + 300℃の温度範囲で最大450個のノッチ付き金属試験片を自動的に試験できます。完全に絶縁された温度調整ユニットにより、均一で正確な試験片温度が保証されます。
必要な温度時間が経過した後、試験片を次々に温度調整ユニットから試験ポジションに搬送し、そこで自動的にセンタリングを行い衝撃試験を行います。試験は当然、試験片を温度調整ユニットから取り外してから5秒以内に実行されます。
全てのロボット試験システムでは、autoEdition3 自動試験ソフトウェアを使用して制御を行います。
ASTM E23のノッチ衝撃試験を効果的に統合するために、testXpert試験ソフトウェアが最適です
すべての試験に1つのソフトウェアソリューションが利用できます:ASTM E23のノッチ衝撃試験、引張試験、曲げ試験、メルトフロー試験。すべてのデータを統合的に評価できます。
- 多くのインポートおよびエクスポートの可能性により、testXpertとASTM E23のノッチ衝撃試験を理想的に統合できます。試験ソフトウェアは、他のシステムからデータを自動的に読み取ります。(例えば、ERPやLIMSなど)
- ASTM E23に基づく試験片寸法の測定もこのソフトウェアに統合されており、測定中、試験片の残りの幅、高さ、および幅が計測装置からtestXpertにボタン1つで転送されます。
- ASTM E23のノッチ衝撃試験から得られるすべての特性値、引張試験、曲げ試験、メルトフロー試験のデータは、1つのデータベースに統合的に保存されます。試験データは、どのアプリケーションでも簡単に見つけて評価し、再現できます。ウェブブラウザを使用してどこからでも簡単にアクセスできます。
- また、トレンド分析機能は品質仕様からの逸脱を迅速に検出するための簡単な品質管理チャート(SPC)を提供します。