TAPPI T549 紙の摩擦係数
紙とペーパーコンパウンドの摩擦(摩擦係数)は、材料を自動化されたシステムの中でさらにプロセスを行うために重要な値です。摩擦係数を測定すると、静摩擦や動摩擦などの特性値が決定されます。
規格TAPPI T549では、水平面法による非コーティング筆記用紙および印刷用紙の静的および動的摩擦係数の測定方法について説明しています。
ZwickRoell には、両方の値を決定するための Tappi T549 試験装置とプログラムがあります。このソリューションによってユーザーに信頼できる値が提供され、包装や印刷の問題に対する解決策を見つける一助となっています。摩擦係数は、”紙と紙”または”他の材料と紙”に対して測定されます。
ツビックローエルでTappi T549の摩擦係数を測定
ツビックローエルの装置では、「水平面法」を使用して、紙同士、および紙と他の材料間の摩擦挙動を測定することができます。
この方法では、スライドを使用して静摩擦係数と動摩擦係数を測定します。紙製の試験片はスライド上に固定されます。2番目の試験片は、ステンレス鋼のテーブルあるいはそのテーブルに配置されている付属のガラスプレートに固定できます。
Tappi T549の摩擦装置は、試験片をより迅速に固定することを可能にします。
この試験装置は、zwickiLine、ProLine、AllroundLineシリーズの万能試験機で使用でき、紙、段ボール、ティッシュペーパーなどの他のあらゆる試験にも使用できます。
ZwickRoell試験ソフトウェアは、静摩擦と動摩擦、ピーク値、ピークの上限と下限の平均値などの摩擦特性を測定します。1回のオペレーションで、ユーザーは材料のさらなるプロセス行うために必要な試験結果を取得する事ができます。