ミクログリップ
過去数年にわたって、ますます小さな試験片に対応する試験ソリューションの需要が高まっています。試験片は、形状とサイズが小さいコンポーネントから切り出されるために小さい場合や、材料特性のスケーリング効果を調べるのに役立つ場合があります。標準化の分野でも、さまざまな材料に対して標準のミニ試験片がすでに定義されています。
この関連で、ツビックローエルはルツェルン応用科学芸術大学との共同プロジェクトを開始し、こういったミニ試験片の取り扱いを最適化することを目指しています。
このプロジェクトでは、ミクロ引張試験片用の新しい試験片グリップが学士論文の一部として新しく開発されました。この論文では、小さな試験片の取り扱いとアラインメントを議論しています。
リニアガイドを用いたスペシャルクランピング
試験片をより適切に取り扱うため、試験片グリップ全体が機械から取り外され、テーブルに置かれます。試験片はキャリッジに配置され、グリップの中央にそのまま取り付けられます。次に、キャリッジが取り外され、上部のチャック歯が試験片に向かって動かされ、所定の位置に固定されます。
これで、試験機の特別なマウントを使用して、試験片グリップ全体を試験機に固定されます。この一連の手順では、リニアガイドを使用して、角度の付いた引張力やその他の力を最小限に抑えます。
レーザー伸び計コンパクトHPを使用することで、GLが3mm未満のミクロの試験片でさえ、試験測定を行うことが出来ます。