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DIN 5014およびISO 7763に準拠したS字型に掴まれた試験片の短スパン圧縮強度(S-test)

DIN 5014 および ISO 7763 は、機械方向の S 字型に固定された試験片のストリップの圧縮抵抗を測定するための試験方法を定義し、段ボールの試験用に開発されました。単位面積あたりの質量が 80 g/m2 ~ 220 g/m2 の紙に推奨されます。

S字型に掴まれた試験片の圧縮強度は、SCT試験用紙 ISO 9895/Tappi T826 に準拠した短スパン圧縮試験 で、試験片が耐えられる紙面と平行な最大圧縮力を測定します。したがって、試験は文字”S”の形の試験ストリップの2倍曲げ荷重となります。このため、このテストは「S-test」と呼ばれます。ショートスパン圧縮試験と比較すると、グリップにはオフセットがあり、グリップ間の距離が大きくなっています。

S-testの曲げ荷重は、ISO 7263 段ボール中厚紙テスト (CMT) に準拠した CMT で圧縮されたときにフルーティングが受ける荷重に匹敵します。CMT とは対照的に、S テストは試験片ストリップ上で直接実行されるため、実験室のフルーターでのフルーティング、その後の粘着テープストリップへの貼り付け、およびフルーティング中に加熱された紙の後処理が防止され、より高速な方法です。

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ISO 7763 & DIN 5014: ツビックローエルのS字形(S-Test)でグリップされた試験片のショートスパン圧縮試験

  • 試験片は、シート面から1 mmオフセットして、2つのクランプの間に固定されます。それから圧縮荷重をシート面に平行にかけていきます。これにより、4mmの試験長さで2倍の曲げ荷重が発生します。 最大荷重では、構造の破損がバックリングの形で発生します
  • DIN 5014 および ISO 7763 に準拠した ZwickRoell S テストグリップには、精密な垂直および水平ガイドを備えた一対のジョーが付いています。グリップ力は空圧で行います。
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  • 製品情報:ショートスパン圧縮強度測定用試験治具 PDF 185 KB
  • 業種別パンフレット: 製紙&ダンボール PDF 4 MB

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