デジタル画像相関はどこで使用されますか?
ツビックローエル2Dデジタル画像相関(略称:2D DIC)は、荷重下における試験片挙動の解析に使用されます。試験片挙動はソフトウェア上でカラーで視覚化され、不均一な局所ひずみやその他の特殊な特徴を示します。仮想標点間距離や仮想ひずみゲージなどの様々な解析ツールを用いることで、これらの局所ひずみをより正確に評価できます。
デジタル画像相関は、ライブひずみ測定の結果を検証するためにも使用されます。さらに、試験片の不正確なアライメントなど、試験配置におけるエラーも迅速に可視化されます。
ツビックローエル2D DICは、ビデオ伸び計のソフトウェアオプションです。全面評価のため、試験片形状に柔軟に対応できます。コンポーネント、凹部のある複雑な試験片、不均質な材料も、デジタル画像相関を用いて解析できます。
2Dデジタル画像相関の用途
- ASTM D5379およびASTM D7078に準拠したノッチ付き試験片のせん断試験における、費用対効果の高い仮想ひずみゲージの使用
- ASTM D5766に準拠した開孔引張(OHT)強度試験(孔近傍の応力集中の測定を含む)
- 有限要素(FE)モデルの検証:FEシミュレーションによる変位場とひずみ場の比較
- 応力-ひずみ曲線(真の値、技術的な値)の測定
- 破断点の評価(例えば、破断点における局所ひずみ最大値の測定)による試験片の破壊評価
- 材料の不均一性の検証と局所破壊の特定
より多くの情報を簡単に:ツビックローエルの2D DICソフトウェアオプション
2Dデジタル画像相関オプションは、追加のハードウェアを必要としません。このソフトウェアオプションは、videoXtensと組み合わせるだけで、既にインストールされているひずみ測定システムの機能を拡張します。
これにより、1つの伸び計でライブひずみ測定が可能になり、その後2D DIC分析も実行できます。
ツビックローエルのアレイシステムは、より広いフィールドオブビューと組み合わせた高分解能のソリューションです。これには、ビデオ伸び計 2-150 HPなどの複数のカメラが含まれており、2D DICモードでより詳細な分析が可能です。
あらゆるタスクに対応するソフトウェア:testXpert
2Dデジタル画像相関オプションは、testXpertに完全に統合されています。これは、たった1つのソフトウェアプログラムで、ライブ測定と2D DIC分析が実施できるという事を意味しています。全ての計測値、試験結果そして画像が一緒に保存、管理、評価まで行われます。2D DIC解析から得られたひずみ値は、応力-ひずみ曲線に表示して評価できます。パワフルなオプションです。
- 計測値、試験結果そして画像が一緒に保存、管理、評価まで行われます。それぞれの計測値全てを簡単に、広範囲に分析を行う事が出来ます。2D DIC解析から得られたひずみ値は、応力-ひずみ曲線に表示して評価できます。
- 数回のクリックで、すばやく実行:ワークフローを指定することにより、セットアップから分析、計測値の表示まで、段階的にガイダンスが行われます。
- 分析パラメーターを一度準備を行う事で、testXpert 保存され何度でも保存されたパラメーターを使えます。
- 信頼性の高い結果: デジタル画像相関から得られる測定値は、試験機からの測定値と同期されます。
- 新しい試験片を違った評価のためにTest re-run機能により作成可能です。これによりいつでも再評価を実施出来ます。
バーチャルひずみゲージはなぜそれほど効果的か?
バーチャルひずみゲージは、ひずみゲージに代わる対費用効果の高い方法なため、非常に効率的です。これによりひずみゲージの貼り付けに必要な時間が不要となります。デジタル画像の相関関係を分析するための非常に効果的なツールです。
バーチャルひずみゲージはフレキシブルです:サイズや角度は自在に決められます。また、バーチャルひずみゲージを重ねて配置することもできます。これにより、2つのバーチャルひずみゲージが互いに90°の方向を向いた測定グリッドを備えた2軸ひずみゲージを作成します。
2D DICは、ひずみゲージの局所的なひずみに加えて、試験片全体のビューも提供します。

