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レーザー伸び計

高温での光学式ひずみ測定

+2,000℃までの超高温でゲージマークなしで非接触かつ正確な測定ができますか?レーザー伸び計なら問題ありません。laserXtens は、さまざまな材料、さまざまな環境条件、-80℃から+2,000℃の広い温度範囲での光学式 / 非接触式ひずみ測定に最適です。測定原理により、測定マークを付ける必要がないため、時間と費用を節約できます。

利点 レーザー伸び計の選択 動画 ダウンロード 高度な機能 相談依頼

レーザー伸び計の利点

  • 温度範囲や周囲条件 (空気、真空、不活性ガスなど) の変化に最適
  • 金属、耐火物、セラミック、グラファイト、ガラスなど、さまざまな材料に汎用的に適用可能
  • 敏感な試験片や 1.5 mm からのミニ試験片を含む、さまざまな試験片の形状とサイズ
  • 非接触ひずみ測定: 試験片に影響を与えず、メンテナンス不要
  • 試験片マーキングが不要:コストと時間の節約
  • ミクロおよびマクロ測定範囲で高精度と精密さを実現
  • 横方向の試験片の動き (面外) を補正
  • 高温試験のすべての規格要件に準拠 (例: ISO 6892-2ASTM E21、DIN EN 2002-002)

高温での光学ひずみ測定 - 仕組み

レーザー伸び計は、緑色または青色のレーザー光 (温度範囲によって異なります) で試験片を照射し、試験片の表面にスペックルパターンを作成します。特殊なフィルターを備えたレンズは、必要なレーザー光のみを通過させ、熱くなっている試験片からの干渉する赤色光を遮断します。これにより、非常に高温でも長さの変化を測定できます。

スペックルパターンのある試験片の表面は、1 台または 2 台のカメラで撮影されます。カメラ画像 (視野) 内に 2 つの評価フィールドが設定され、それによって 2 つのサブパターンが定義され、追跡されます。各スペックルパターンの変位は、高度な相関アルゴリズムを使用して計算されます。試験片の伸びは、これらの変位測定値の差から計算されます。

マーキングなしで、試験片に影響を与えずに測定

独自の技術により、レーザー伸び計は試験片のマーキングを必要としません。恒温槽、高温オーブン、さらには真空チャンバー内で測定マークを付けることは、周囲の条件と高温のため、いずれにしても非常に困難です。レーザー伸び計を使用すると、この作業が不要になり、特に試験片のスループットが高い場合は、時間とコストを節約できます。

非接触ひずみ測定のため、レーザー伸び計は試験片と機械的に接触せず、レーザー光で試験片に影響を与えません。この利点は、敏感な試験片と高温の場合に特に有益です。レーザー伸び計、温度制御ユニット、試験片温度測定などの最適に調整された高温コンポーネントにより、困難な周囲条件下でも信頼性の高いテスト結果が保証されます。高温炉、真空チャンバー、恒温槽は、試験中は閉じたままにできます。レーザー伸び計は、炉ポートまたはガラス窓を介して外部から試験片のひずみを測定します。

試験片の横方向の動き(面外)の補正

高温試験専用の多くの試験セットアップでは、試験開始時に試験片の位置を合わせることができます。試験軸の中心へのこの動きは、カメラに向かってもカメラから離れてもかまいません。これは小さな試験片によく起こります。しかしながら、カメラまでの試験片距離の変化は、台形の視野では、試験片の拡大/縮小をもたらし、それにより試験結果が影響を受けます。レーザー伸び計のテレセントリックレンズは、これらの横方向の試験片の動きを補正し、測定誤差を最小限に抑えます。

測定パスと測定精度の向上

自動センタリングにより、レーザー伸び計の測定パスと測定精度が向上します。クロスヘッドに接続すると、伸び計はクロスヘッド速度の半分で移動し、測定範囲が最適に活用されます。

動作を確認する: 高温でのレーザー伸び計

レーザー伸び計2-120 HP/TZ は、ISO 6892-2 メソッド A1 に準拠した金属のひずみ速度制御引張試験に最適です。

高温試験用レーザー伸び計

レーザー伸び計 2-120 HP/TZ
すべての試験片用のレーザー伸び計

レーザー伸び計 1-32 HP/TZ
小型試験片および超高温用のレーザー伸び計

温度レンジ-80℃~ +1,600℃-80℃~ +2,000℃
温度制御
  • 室温試験用温度制御なし
  • 恒温槽
  • 高温炉
  • 誘導加熱システム
  • 室温試験用温度制御なし
  • 恒温槽
  • 高温炉
  • 誘導加熱システム
  • 真空および不活性ガスチャンバー
典型的なアプリケーション
  • ひずみ速度制御試験、
    引張、圧縮、および曲げ試験
  • 金属、耐火物、セラミック、グラファイト、ガラス
  • ひずみ速度制御試験、
    引張、圧縮、および曲げ試験
  • 金属 耐火材料 、セラミックグラファイトセラミック、ガラス
一般的な規格
  • ISO 6892-1 メソッド A1 クローズドループ
  • ISO 6892-2 メソッド A1 クローズドループ
  • ASTM E21
  • EN 2002-002
  • ISO 6892-1 メソッド A1 クローズドループ
  • ISO 6892-2 メソッド A1 クローズドループ
  • ASTM E21
  • EN 2002-002
カメラの数21
計測範囲最大120mm最大32mm
EN ISO 9513
に対しての精度
0.50.5
レーザーライト緑色緑色と青色

高温試験用のレーザー伸び計の詳細

お気軽にお問い合わせください。

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レーザー伸び計の高度な機能

レーザー伸び計の用途は、さまざまな高度な機能オプションで拡張できます。ひずみ分布、幅の変更、試験の再実行などのさまざまな機能により、ひずみ測定からさらに多くの情報を得ることができます。

ひずみ分布: すべての試験片が重要

ゲージ長の外側で破断すると、試験片の準備と再試験にコストと追加の時間がかかります。ひずみ分布オプションを使用すると、これを防ぐことができます。

テスト中、試験ソフトウェアは、破断点を中心にゲージ長自動的に対称に配置します。

ISO 6892-1のAnnex Iゲージ長の外側での破断を検証するために提供されている回避策も、当社のソフトウェアによって簡単に有効化されます。標準仕様に従った計算と検証は、自動的にリアルタイムで実行されます。以前のように手動で試験片を測定して再計算する必要はありません。

試験の再実行: 再試験の代わりに再計算

試験の再実行機能を使用すると、初期ゲージ長を変更してテストを仮想的に繰り返して再計算できます。試験片の準備と試験にかかる時間を節約し、同じ試験片に対してさまざまな評価を実行できます。

試験中、試験ソフトウェアは画像シリーズを記録します。必要に応じて、これらを使用して原標点距離のサイズと位置を後で変更できます。1 回のクリックで再計算が開始され、すべての特性値が新しいゲージ長に基づいて再計算されます。各再計算は個別に表示されるため、比較が簡単かつ明確になります。

2D dot マトリックス

このオプションは、レーザー光によって生成された全体パターンから部分パターンとして評価フィールドで選択されたポイントの 2 次元測定をサポートします。フィールド間の変位を測定することで、負荷がかかった試験片の局所的なひずみと不均一性を判定できます。測定値として、X 座標と Y 座標、および点間の距離が利用できます。

100点までのドットをソフトウェア上で打つことができ、所望のアレンジやマトリックスフォームで測定を行います。 testXpert III 上のディスプレイでは15チャネルに限定されます。

このオプションではカメラを一つだけ測定に使用;その他のカメラは事前にスイッチオフ状態になっています。

幅の変化/横方向のひずみの測定

このオプションでは2軸測定を行います。縦方向のひずみに加え、横方向のひずみも記録されます-例えば幅減少また代わりに、幅減少そのものだけでも測定は出来ます。

横方向のひずみ測定には2つのバージョンを用意しています:

  • 追加のマーキング無しで直接試験片のエッジを測定(r値では必須) この方法にはバックライトが必須となります。
  • パターン認識による試験片表面の局所測定

たわみ測定

レーザー伸び計は曲げ試験にも使用できます。試験種類、試験片コンディション、特性によりたわみ測定にはいくつか種類があります:

  • 試験片へのレーザー光による測定 (パターン認識)
  • 試験軸のたわみの測定

レーザー伸び計関連製品

アドバンテージと特徴

試験片マーキング無しで試験
シンプルオペレーション
高精度
自動センタリング

試験片マーキング無しで試験

試験片マーキング無しで試験

  • laserXtens のユニークなテクノロジーにより試験片マーキングの手間を省きました。
  • 時間とコストが省かれ、試験回数が大きく増えます。
  • オプションでの複数測定ポイントや試験片表面全体測定などの機能でより一層この伸び計の利点を体験してください。
  • 恒温槽での測定も簡単:環境下での試験では試験片へのマーキングが難しい場合があります。
  • 自動システムには理想的-手動で試験片の準備は必要ありません。

シンプルオペレーション

簡便な操作性

  • 変更防止:システム全体を覆うハウジングはラッカー塗装されています; レンズに対する調整できません。信頼性の高い試験結果には重要な機能です。
  • 試験片アラインメント:レーザー伸び計はクロスヘッドに接続されており、ゲージマークの中心を常に捕捉しています。高さ位置の調整が容易なため容易に行うことが出来ます。(レーザー伸び計1-15 HPではこの機能はありません)。
  • 試験片厚みとせん断試験片での試験の補正
  • 消耗品が無いため、あまりメンテナンスを必要としませんシステムの製品寿命は大変長いものとなります。

高精度

細部まで高精度

  • laserXtensシステムはミクロからマクロの測定レンジまで高精度を維持します。
  • ツビックローエル伸び計は規格の要求を超え、ISO 9513 精度0.5級の校正が可能です。
  • ISO 9513に応じた精度0.5級での校正、初期校正ポイントは20 µmからも可能です。
  • 産業用の高品質レンズ。
  • 幅/径1mmからの試験片でも試験が可能; 予備試験が条件となりますがもう少し小さな試験片でも対応可能です。
  • 接触型やビデオタイプの伸び計と違う点は、レーザー伸び計は短い試験片(標点間距離3 mmから)のひずみを高精度で計測できることです。
  • 伸び計は安定した振動の低いホルダーに固定されています。
  • しっかりとしたハウジングに覆われているため、よごれやダスト等の影響を受けにくい。
  • 全ての測定チャネルと正確な同期。
  • トンネル機構により空気対流などの要因を軽減しています。

自動センタリング

自動センタリング機能でより高い測定レンジと精度

  • laserXtens はクロスヘッドとの接続を介してクロスヘッドスピードの半分のスピードで測定レンジの追尾を行い、自動フォーカスを持続し測定レンジを最大限活用しています。
  • この結果測定精度が高まります;イメージ内でのゲージマークの動きはより少なくなり、常にレンズのセンターをより正確に追尾しています。

ソフトウエアオプション

Test re-run
ひずみ分散
ビデオキャプチャリング
2D dot マトリックス
二番目の測定軸オプション
直接測定

Test re-run

オプションTest Re-Run モジュール では、試験中に記録された画像シリーズを使い、異なる複数のGLを(事前ソフト上にマーキングをセット)バーチャルで設定しそのGLでのひずみを 試験後に再計算を行います。.この機能はコンポーネントの試験に特に利点があります、例えば複数のロケーションパートにおけるローカルのひずみを評価しなければならない場合や、あるいは標準的な引張試験でも試験片のネッキングがGL以外で発生した場合など。

再計算されたひずみはtestXpert 試験ソフトウェアの中で、その他の測定結果と自動で同期されています。

ひずみ分散

オプションひずみ分散 試験片GLに沿った複数のロケーションでのローカルのひずみを測定出来ます。.これらの機能はtestXpert 内のチャネルから実行します。16 まで測定ポイントが選択出来、試験中.自動で選択されたロケーションを認識、評価しています。このオプションはまた、(ISO 6892-1アネックス l )のネッキング周辺のGLの対称調整を自動かつリアルタイムで行うことも可能です。

ビデオキャプチャリング

ビデオキャプチャリングは試験画像の記録です。(試験後の再計算機能等はありません)記録された動画は測定された曲線と同期され、試験後でも何度でも振り返ることが出来ます。このオプションには、videoXtens システムを通して録画や同期が行われるため追加のハードウェアは必要ありません。

2D dot マトリックス

このオプションは平らな試験片表面に付けられたドットに対して2次元での測定を行います。この測定によって、ローカルのひずみや負荷下での試験片の非一様性が明らかになります。ドット間の距離のみならず、X-Y軸の変位も測定対象です。

100点までのドットをソフトウェア上で打つことができ、所望のアレンジやマトリックスフォームで測定を行います。testXpert III 上のディスプレイでは15チャネルに限定されます。

このオプションではカメラを一つだけ測定に使用;その他のカメラは事前にスイッチオフ状態になっています。

二番目の測定軸オプション

このオプションでは2軸測定を行います。縦方向のひずみに加え、横方向のひずみも記録されます-例えば幅減少また代わりに、幅減少そのものだけでも測定は出来ます。

横方向のひずみ測定には2つのバージョンを用意しています:

  • 追加のマーキング無しで直接試験片のエッジを測定(r値では必須)この方法にはバックライトが必須となります。
  • ドットやパターンを起こすスプレイなどを試験片表面へ付け測定この測定にはインシデントライトランプで試験片にイルミネーションを発生させなければなりません。

直接測定

videoXtens は曲げ試験でも使用されます。試験種類、試験片コンディション、特性によりたわみ測定にはいくつか種類があります:

  • 試験片上のマークをインシデントライトを使い測定
  • 試験片の下部のエッジをバックライトを使い測定
  • 試験軸のたわみまたは曲線の多項式近似の測定

測定可能な最大たわみ:videoXtens では最大測定たわみはそのFOVに寄ります;videoXtens アレイではトータルFOVの1/3(この場合たわみ測定はカメラ1つで測定)

名前 タイプ サイズ ダウンロード
  • プロダクトインフォメーション: レーザー伸び計2-120HP/TZ PDF 2 MB
  • プロダクトインフォメーション: レーザー伸び計1-32HP/TZ PDF 2 MB
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