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ASTM F543及びISO 6475 ボーンスクリューの試験

骨接合インプラントは、骨同士の安定した固定をサポートします—骨スクリューの試験。 

ボーンスクリュー試験の詳細

  • ASTM F 543 による骨スクリューの試験は、簡易的な臨床向けに4つの機械的試験を記述しています。ここで得られる主な特性値は、医療用骨ねじの捻り強度、挿入および取り外し時の挙動、引き抜き強度およびセルフタッピング性能等を含みます。
  • これらの方法は、一定の予荷重が骨スクリューに加えられた後、重畳されたねじりモーションが加えられる多軸試験で実施します。静的なツビックローエル試験機は、複雑な制御が必要にもかかわらず、この一連の動作を簡単に実行し、操作性に優れています。
  • オプションにてtestXpert®マスターテストプログラム「医療試験の評価」は、規格に準拠した試験を自動的に評価しています。これらの結果は、個々のスクリュー形状の品質管理または技術的な比較に使用されています。

A1.金属骨スクリューの捻り特性を決定するための試験方法

説明

  • 骨スクリューは補助治具を介して整列され、5本のネジまたはネジの長さの20%が露出するようにチューブに埋め込まれます。
  • チューブを試験機に直接挿入します。
  • スクリュービットはチャックを介して取り付けられ、スクリューは規格に従って1〜5 rpmの試験速度で駆動されます。必要に応じて一定軸予荷重をかける事も可能です。

試験結果

  • 試験中のトルクと角度
  • 試験中の軸力と変位
  • 捻り強さ
  • 最大トルク
  • 破断時の角度

アドバンテージ

  • クランプによって発生する骨スクリューへの損傷は無い
  • 骨スクリューのストレスフリー且つセンターでの固定が可能
  • 6本の骨スクリューを同時にキャスト出来る埋め込み装置
  • 埋め込みチューブの再利用が可能

A2.医療用骨スクリューのトルクを発生させるための試験方法

説明

  • 骨スクリューを試験ブロックに挿入したり、取り外したりします(事前にドリル加工されている場合があります);ASTM F1839による仕様;試験片グリップによる締め付け。
  • スクリュービットはチャックを介して取り付けられ、スクリューは規格に従って1〜5 rpmの試験速度で駆動されます。必要に応じて一定軸予荷重をかける事も可能です。
  • 最低4回転が必要です。

試験結果

  • 試験中における挿入/取り外しトルクと角度
  • 試験中の軸力と変位

アドバンテージ

  • testXpertII ソフトウェアによる簡便な試験実施と評価

A3.医療用骨スクリューの軸方向引抜き強度を決定するための試験方法

説明

  • 骨スクリューを試験ブロック(ASTM1839に準拠した設計)に挿入速度3rpmで20 mmすなわちねじ長さの60%で打ち込みます。
  • スクリューヘッドを5 mm/min の速度で試験ブロックから引き出します。

試験結果

  • 試験中の軸引張力と変位
  • 最大引張試験力

アドバンテージ

  • 骨スクリューを簡単に挿入するため、グリップ前面からの自由にアクセス可能
  • 引張軸にセルフセンタリング

A4.医療用骨スクリューの軸方向引抜き強度を決定するための試験方法

説明

  • 骨スクリューを30rpmの連続回転速度で試験ブロックに打ち込みます。
  • トルクまたは軸方向の変位量が大幅に増加するまで、挿入プロセス中に軸方向の力が2.0 N/s 増加します。
  • ”食い込み点”で達成された軸方向力はその後維持され、最低5回のスクリュー回転が完了します。
  • 骨スクリューが少なくとも5回転した後に噛まない場合、2.0 N/sでの軸方向力のさらなる増加が許容されています。
  • その後、少なくとも5回の有効なスクリュー回転が完了するまで、手順は新しい「噛み付くポイント」から繰り返されます。

試験結果

  • 試験中の挿入トルクと角度
  • 試験中の軸力と変位
  • セルフタッピング骨スクリューを試験ブロックに挿入するのに必要な軸力

アドバンテージ

  • セルフタッピング骨スクリューを試験ブロックに挿入するのに必要な軸力
  • testXpert®IIソフトウェアによる総合的な試験評価

骨スクリューの捩じり試験

zwickiLine 材料試験機によるボーンスクリューの捩じり試験

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