ページコンテンツへ

静的アプリケーション向け万能試験機

5000kNまでの万能材料試験機

静的用途向けの当社の万能試験機は、引張試験圧縮試験曲げ試験、せん断試験用に特別に設計されています。これらは、標準的な試験だけでなく、材料やコンポーネントの試験分野における複雑な試験タスクにも理想的です。

万能試験機 (UTMs)は、あらゆる業界のアプリケーション向けに、さまざまな材料やコンポーネントの試験に柔軟なソリューションを提供します。試験荷重の大小や品質管理、研究プロジェクトでも関係なく、全ての万能試験機において試験結果の優れた再現性を達成しています。

製品 万能試験機とは?顧客プロジェクト例 操作 FAQ

当社の最も一般的な試験機

スペシャルな試験アプリケーション向け万能試験機

万能試験機とは?

UTMすなわち万能試験機は、引張試験や圧縮試験、曲げ試験、はく離試験、引裂き試験、その他の機械的試験など、さまざまな静的試験を実行するために使用できるため、万能と呼ばれます。これは、事実上あらゆる産業における様々な用途に対応するため、非常に多くの種類の材料に対して、幅広い種類の標準規格に準拠した試験を実施することができる。一般的な万能試験機はロードセル、クロスヘッド、伸び計試験片グリップ制御装置、さらにドライブシステムから構成されます。マシンの構成、安全設定を定義し、北米のASTMやISOなどの国際試験規格によって定義された試験パラメータを保存するために使用される試験ソフトウェアによって制御されます。装置に加えられた力の量と、試験片の弾性および圧縮破壊特性 (圧縮方向)、あるいは伸び特性 (引張方向) が、試験中の全期間記録されています。材料の圧縮強度や引張強度を測定することは、設計者や製造業者が意図した目的のために実装された場合に材料がどのように機能するのかを予測するのに役立ちます。

zwickiLineProLineAllroundLine、およびEシリーズ装置を含むツビックローエルの万能試験システムは、試験能力、材料の種類、用途、および金属のASTM E8/ISO 6892-1ISO 6892-2、プラスチックに関するASTM D638/ ISO 527、ゴムおよびエラストマーの引張試験に関するASTM D412、ゴムの圧縮試験に関するASTM D575などユーザーの特定の要求を満たすモジュールシステムです。ツビツクローエルではまた、特別なアプリケーションに対応した複数の万能試験機も用意しています。システム全体の安全性や信頼性に加え、ツビツクローエルでは全ての万能試験機では以下に焦点をあてて設計、製造をしています:

  • 分かり易い操作性を重視した、高いレベルの柔軟性
  • ニーズへのシンプルな適応 - および規格が求める要求
  • 将来を見据えたユーザーニーズへの拡張能力

万能試験機の機能とは?

ユニバーサルとして分類される材料試験機は、様々な用途のあらゆる材料に対して引張および圧縮方向で試験を行います。万能試験機はモジュール式の設計になっていることが多く、ユーザーは圧縮方向(押す)から引張方向(引く)へと切り替えることができ、0.5 kNから5,000 kNまでの幅広い荷重範囲で、制限なく使用できる高速試験速度で試験を行うことができる。さらに、万能試験機は、ZwickRoell社製の各種アクセサリ(試験片グリップ、圧縮プレート、伸び計、ロードセル、環境・温度チャンバーなど)を特定の材料や用途に合わせて容易に適合させることができます。

引張試験

一般的な引張試験では、試験対象となる材料の種類に応じた試験片グリップを使用して万能試験機をセットアップします。適切な試験パラメータ(荷重、速度、標点距離など)を設定し、試験片の両端を適切な試験片グリップで固定して、破断するまで引っ張ります。万能引張試験機は、試験片の強度(引張強度)、伸び、および剛性(引張弾性率)を測定して記録します。

圧縮試験

万能試験機は治具等を交換して、圧縮試験または曲げ試験用に変更する事も可能です。

典型的な圧縮試験では、試験する材料の種類に応じて適切な圧縮治具が機械に取り付けられます。次に、対応する試験パラメータを設定し、試験片を2つの圧縮盤の間に置き、指定された荷重または距離に達するか、試験片が破断するまで試験します。一般的な測定項目には、弾性限界、比例限界、降伏点、圧縮強度などがあります。

曲げ試験

また、万能試験機は再構成して曲げ試験用に改造することも可能です。

曲げ試験は、試験片を2つの支持台の上に置き、中央にダイスで荷重をかける圧縮試験です。

次に、試験片の支持されていない部分に上から圧縮力を加え、指定された荷重または距離に達するか、試験片が破断するまで圧縮力を加えます。曲げ強度は、荷重下での材料の変形に対する抵抗力であり、応力として測定されます。万能試験機は、3点曲げ試験または4点曲げ試験を実行するように構成できます。

万能試験機を選択する時の注意点

フレキシビリティ
安全性
扱いやすさ
適応性
ソフトウェア
全自動
サービス -
安定した経営 -

フレキシビリティ

  • 広範囲の荷重レンジで様々な材料を試験する能力
  • それぞれの産業の規格、材料のタイプそしてアプリケーションに対応したアクセサリー、治具類を簡単に変更
  • PCの有無でマシーンを操作するオプション
  • さらに、可能な限り多くの試験治具を将来取付け可能かどうかの機械的なモジュール性

これら全ての要素が試験装置の柔軟性を意味します。

安全性

引張試験機の安全性は不可欠であり、外部安全ドア、セーフティーエンクロージャー、インターロック、リミットスイッチなどの物理的安全機能から、ソフトウェアシステムのモニタリングとユーザーマネージメントにまで及びます。ツビックローエルは、オペレーターとマシーンの安全を最優先事項として試験システムの開発に専念しています。

扱いやすさ

重要な点は、デザインと操作性の両方で洗練された試験システムを選択すると同時に、オペレーターが試験治具の段取り、試験構成のセットアップ、試験プログラムの選択、実行、そして試験結果の評価を簡単に行えるようにすることです。

適応性

マーケットや規格からの要求事項は常に進化しています。引張および圧縮試験機を決定する際には、アクセサリや固定具から電子機器やソフトウェア プログラムに至るまで、機械がこれらの変更に適応できることを確認する必要があります。

ソフトウェア

  • ワークフローベースの操作 - 試験ソフトウェアは、オペレーターのテストプロセスを容易にし、統一された標準に準拠したテスト構成を保証することを目的としています。当社のソフトウェアはユーザーやラボにおけるワークフローを念頭に開発されています。
  • 規格ライブラリー – 当社の試験ソフトウェアには600 を超える規格試験プログラムが含まれており、アプリケーションに適した規格準拠プログラムを選択して、試験のセットアップと構成を簡素化し、最終的に時間と労力を節約し、エラーの可能性を減らすことができます。規格を超えた試験や試験の手順を自由に設定する試験向けに、当社のソフトウェアにはマスター試験プログラムを用意しています。
  • インテリジェントウイザード – インテリジェントウイザードによってユーザーは簡単に試験構成の作成を行う事が出来ます設定データの妥当性も自動でチェックされます。
  • レポート – シンプルであろうとカスタマイズされていようと、当社のソフトウェアでは保存、エクスポート、および印刷のオプションとともに、事実上無制限の可能性を備えたレポートを定義できます。
testXpert 試験ソフトウェアに関してもっと詳しく

全自動

特に、ごくわずかな混乱でも測定値が変化する可能性があるため、材料試験における自動化の使用率は増加しています。ツビックローエルでは材料試験における様々な自動化の可能性を提供しています。試験システムは、ラボで連携するロボットを使用した小ロットシリーズの試験の効率的な自動化から、24 時間体制で稼働する完全に自動化された試験ラボにまで及びます。

自動化に関してさらに詳しく

サービス -

購入後サポート – ツビックローエルは、試験機のライフサイクル全体を通じて、個別のテーラーメイドのサービスとサポートを提供しています。エキスパートによる校正サービス、予防的な保守、検査、トレーニングコース、装置の移設サービス、医療の適格性サービス、ホットラインとカスタマーサポート、さらに装置の製造中止から少なくとも10年間のスペアパーツの供給まで。

サービスとサポートに関してさらに詳しく

安定した経営 -

ツビックローエルの歴史は160年以上前に遡ります。187種類の製品群、業界のエキスパート、347名のサービスエンジニア、そして当社のマシーンによって毎年行われている8000万回の試験に誇りを持っています。

万能試験機に関するよくある質問

UTMすなわち万能試験機は、引張試験や圧縮試験、曲げ試験、はく離試験、引裂き試験、その他の機械的試験など、さまざまな静的試験を実行するために使用できるため、万能と呼ばれます。さまざまなアプリケーションにおいて、さらに多くの材料に対して、さまざまな標準に準拠したテストを実行できます。

万能試験機は、引張試験、圧縮試験、曲げ試験、剥離試験、接着試験、硬度試験、ねじり試験など、様々な材料の様々な試験に使用できます。

まず、試験片を万能試験機のチャック歯で掴みます。次に、試験片は破断するまで均一に引き伸ばされます。試験中、ひずみと引張力が測定、記録、評価されます。

試験片またはコンポーネントは、材料試験機に取り付けられた 2つの圧縮プラテンの間に配置されます。機械のクロスヘッドは、指定された力、速度、および/またはクロスヘッドの移動距離でプラテンを一緒に動かします。必要な値が測定され、記録されます。

Top