ファスナーの試験

締結部品の中で最も重要なのは、さまざまな種類のナットとボルトです；これらは自動車やビルのみならず複雑な機械や装置にも使用されています。機械的応力は接続ポイントに集中するため、ファスナーの完全性は非常に重要です。

さまざまな試験がねじ/ボルトおよびナットに対して行われます。これには、引張試験、硬さ試験、疲労試験、ねじり試験、またはシャルピー衝撃試験が含まれます。

締結部材には引張り荷重に加え、せん断荷重も使用方法によっては加えられます。したがって、この部材、特にリベット、に対するせん断試験は重要です。せん断力や変形結果以外の意図していない他の力の作用を防ぐ意味で正確な荷重コントロールが重要になってきます。ツビックローエルは締結部材に関して、その試験片あるいは部材そのものグリッピングや試験仕様の詰めをユーザーの方々と開発してきており、経験豊富です。これら試験デバイスは簡単なものから複雑なものまでありますが、どれもその使用用途に応じた正しいソリューションを提供しています。

締結材には、静的な荷重だけではなく、振動を含む、繰り返しの荷重を頻繁に受けます。電磁による駆動システムで試験片に共振振動を与える原理のため、試験中の電力消費は少なく、大変低コストで試験を行えます。

”H”試験片と呼ばれるものでは、個々のジョイントは、引張、圧縮で繰り返し荷重を受け、ファスナーはせん断荷重を受けます。この試験用に設計されたH試験片ホルダーは、最初に構造全体に力を分散させます。次に、曲げモーメントと、その結果としての構造自体の応力減少を伸び計が計測します。