鋳物および鍛造品の引張試験
鋳造、鍛造製の部材は使用される用途に応じて繊細に加工されていきます。
鋳物や鍛造品の引張試験の場合、これは指定された場所から試験片を取り出すか、部品全体を使用して引張強度を測定することを意味します。部品自体をテストするにはかなり高い荷重が必要となるのに加え、試験体毎に特殊なグリップと締め付けが必要となります、一方、部品の表面形状によっては部品から小さな試験片を作製しなければならないケースもあります。小さな棒状の試験片に対して、ツビックローエルは簡単に扱える特殊グリップを用意しており、このグリップと共に自動伸び計も使用できます;部品自体を試験体として試験する場合にはオプションにて冶具等を用意いたします。
鋳造及び鍛造の疲労試験
鋳造、鍛造製品に関してはその耐久性が最も重要な要素の1つとなります。このため、試験体(コネクティングロッドのような完全な部材)自体を繰り返し荷重の下で試験をさせることが重要です。
これらの高サイクル疲労テストは、たとえば共振テストマシンで再現され、コンポーネントには最大 285 Hz の周波数で最大 600 kN の周期的荷重がかけられます。ツビックローエルのこの省エネ且つコストセービングに寄与する電磁共鳴疲労試験機に加え、様々な種類を取り揃えた油圧サーボ式の疲労試験機も提供しています。