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ワイヤーやケーブルの試験

ワイヤーやケーブルの試験は、引張試験、疲労試験、または硬さ試験などの異なる試験を使用して実施できます。これらの試験から得られた特性値は、材料の耐荷重性を評価するために使用されます。

全ての金属がワイヤー形状にされた、非常に一般的な製品です。 ワイヤーはあらゆる産業で使用されています:建設、電機、エネルギー、航空、自動車、医療分野等。 ケーブルとして捩られているワイヤーは鉄道、エレベーター、クレーン、橋梁、アンカーなどのベアリング機能として使用されています。 このように幅広い用途として使用されるため、機械的な強度は様々となっているため、安全性の評価のために材料特性値が試験されなければなりません。

引張試験 硬さ試験 疲労試験 金属産業パンフレット

引張試験

ワイヤーの引張試験では試験片グリップの設計に課題が生じています。ワイヤーは細いと同時に大変高強度です。試験用に機械加工することはできないため、カットオフされた長さで使用され、適切なグリップアレンジが必要です。チャック歯の間にワイヤーをクランプするだけで、望ましくない場所で破断が発生する可能性があります。ツビックローエルでは、安全で信頼性の高い試験を可能にした、様々なグリップ技術を駆使したグリップを提供しています。細いワイヤのひずみ測定には、videoXtens光学式伸び計を使用でき、太いワイヤでは光学式または接触式ロングストローク伸び計の両方を使用できます。

ワイヤースチールストランドは、複数のワイヤを一緒に巻いたものです。ワイヤの巻き付けによって高い引張強度が生じるため、スチールストランドの引張試験では試験片のグリップが特に課題となります。ツビックローエルは、信頼性が高く均質な試験片のグリップを可能にし、引張試験プロセス中に試験片が滑るのを防ぐグリップを開発しました。

ケーブルの引張試験では、顧客のケーブルアタッチメントの接続に使用されるフォークヘッドに加えて、別の第2試験エリアの油圧グリップを使用して試験片をグリップします。このようにして、円形材料用の追加の引張試験機を必要とせずに、通常の円形試験片を試験できます。

当社のtestXpert試験ソフトウェアは、試験のセットアップと実行、および試験結果の評価を支援します。

引張試験 ISO 6892-1
ISO 6892-1に準拠した室温での金属引張試験の概要
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金属引張試験片 DIN 50125
DIN 50125は金属材料の引張試験の試験片を定義しています ► 一般的なISO 6892-1の要求事項への追加
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ISO 15630-3, ASTM A416, ASTM A1061に準拠したスチールストランド
ISO 15630-3およびASTM A416に準拠した静的引張試験では、3、7以上の撚り線のスチールストランドが破断するまで伸ばされます。
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海底ケーブル引張試験

ツビックローエルは、海底ケーブルの試験のために水平構成の試験機を開発しました。この試験の目的は破断までケーブルに荷重をかけることにあるのでは無く、ケーブル内の光ファイバーの伝導性が様々な軸荷重の条件を受けどのように変化するのかを測定することです。

長さ41mの試験機本体は調節可能なカウンターベアリング付きヒンジサポート台の上に載っており、長さ40mまでの海底ケーブルの試験を行うことができます。ご要求に応じて、試験機の長さを伸ばし、80mまでのケーブルに対応します。試験フレームに可動式のキャリッジを設け、ケーブルの曲げを様々なポイントで再現するたわみの試験を行います。

ワイヤー、鋼の撚り線、ケーブルの引張試験に関する製品

硬さ試験

ワイヤーの硬さ試験は表面だけではなくワイヤーの中心部にも行います。 中心の硬さの測定はワイヤーの断面を磨き、ビッカーズ方式で求められます(DIN EN ISO 6507-1)。 ワイヤーはロールされ、より径の小さなワイヤーを引抜きます。 材料はコールドハードニングを施されると粒子配列に変化が起きます。 伸びた金属組織が冷間引抜ワイヤーになり、ヌープ方式で硬さを測定します(DIN EN ISO 4545-1) ここで行われる硬さ試験はツビックローエルの低荷重ビッカーズとマイクロビッカーズ試験機で試験をします。

ビッカース試験用の金属
ISO 6507, ASTM E92, ASTM E384
ビッカーズ硬さ試験、ISO 6507, ASTM E92, ASTM E384
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ロックウェル硬さ試験用金属
ISO 6506 、ASTM E10
ブリネル硬さ試験、ISO 6506、ASTM E10
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ロックウェル硬さ試験用金属
ISO 6508 、ASTM E18
金属の硬さ試験:深度測定メソッド、ISO 6508、ASTM E18
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ワイヤー、鋼の撚り線、ケーブルの硬さ試験に関する製品

ワイヤーとケーブルの疲労試験

高サイクル疲労試験/S-N試験
DIN 50100の高サイクル疲労試験(S-N試験も含む)では、試験片に対して、低から中間のサイクル振幅が加えられ試験を行います。
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低サイクル疲労 (LCF )試験
ISO 12106/ASTM E606に準拠した低サイクル疲労(LCF)試験では、高サイクル振幅と塑性変形で試験片を試験し、低サイクル疲労強度を決定します。
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ワイヤーとケーブルの疲労試験に関する製品

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