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空圧グリップ

空圧グリップは様々な材料の試験に使われますが、特にセンシティブな材料を素早くチャッキングする時に特に有用です。 この空圧グリップはチャック歯あるいはレバー上で作動する空圧アクチュエーターでグリッピングします。

空圧グリップ

空圧グリップの特徴

  • 引張とグリッピング力を分けてコントロールすることで試験中の一定のグリッピング力を常に保っています。縮みやすい試験片などでは、グリップ力が常に一定に保持され一様に力を空圧にてかけています。
  • 再現性のある締め付け一定力
  • クランピングにセンシティブな試験片に対しては空圧の調整を行い、ジョーを痛めること無く安全にクランプできます
  • メインとなる荷重は引張ですが、静的、繰返しにも対応しています。グリップのタイプによっては圧縮、繰返し荷重試験にも対応
  • デザインの原理によっては、グリップエリアに自由にアクセス可能です。
  • より大きなグリップも提供しており、オプションにて、ロードセル、試験片グリップ、試験冶具等をグリップを外さずに装着することも可能
  • クランピング面積、材料、表面形状等で多くの最適なチャック歯を提供しています。
  • 空圧グリップは油圧と比べてローコストなグリップソリューションです。

3種類のタイプの違い

ツビックローエルの空圧グリップはタイプにより3種類に大別されます:

  • シングルアクチュエーター
    シングルアクチュエータータイプのグリップは対称、非対称両方の試験片に使用可能です(例えば、せん断試験等)。1kNまでのほとんどの空圧グリップはインテグラルコントロールバルブを搭載 - 外部空圧コントロールユニットは必要なし
  • ダブルアクチュエーター
    ダブルアクチュエータータイプの油圧グリップは引張軸に対して対称的に締付を行います。これにより厚さの調整は必要ありません:軟らかい試験片や試験片肉厚が変わった際などに大変貴重な機能です。
  • 恒温槽向け(シングル及びダブルアクチュエーター)
    これら空圧グリップは恒温槽内で使用する事を目的にシングルあるいはダブルアクチュエーターの試験片グリップです。

2つのバージョンの違い

空圧クローズとグリッピング

  • 純粋な空圧作動で閉じる試験片グリップの場合、閉じる動作は閉じるボタンがアクティブになっている場合にのみ発生します。閉じている際中にボタンを離すと、試験片グリップは自動的に開いた安全な位置に戻ります。位置は、試験片グリップが完全に閉じた後でのみ保持されます。設定されたグリップ圧力は、試験が開始されると適用されます。このバージョンでは、すべての空圧グリップが利用可能です。

スプリングクローズと空圧グリッピング

  • スプリングクロージング試験片グリップは、クロージングとグリッピングの技術的な違いを特徴としています。閉じるボタンを軽く押すと、内蔵のスプリングが150N未満の小さな力で試験片グリップをすばやく閉じます。試験片がすばやくクランプされるため、操作時間が短縮されます。設定されたグリップ圧力は、試験が開始されると適用されます。このバージョンでは、荷重範囲 ≤ 2.5 kN の選択した7つの試験片グリップが利用できます。
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