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セパレーターの試験

セパレーターは、リチウムイオン電池セルの効率、寿命、安全性に重要な役割を果たしています。セパレーターに対する最も重要な試験要件は、引張試験と穿刺試験でカバーされています。

試験要求事項 試験システム

試験要求事項

  • セパレーターは電池セルの効率性、サイクル寿命、安全性に対して重要な役割を果たします。セパレーターの役割は、一方では電極を互いに電気的に確実に隔離し、他方ではリチウムイオン交換を介してエネルギーの流れを確保することです。最も重要なセパレーターの試験要求はISO 527-3とASTM D882に基づく引張試験に加えてEN 14477のパンクチャ―試験、ASTM D5748とASTM F1306でカバーされます。これらの試験は、電解液で濡らした状態でも実行され、機械的特性値を可能な限り現実的に決定します。
  • 電極と相互作用するセパレーターの別の重要な挙動は、電極コーティングとセパレーターとの間の摩擦係数の決定にあります。 対応する特性値は、巻線プロセスで製造パラメータを設定するために特に重要です。
  • 室温での試験に加えて、-20℃から+ 50℃の範囲の実動作に近い温度での試験が多くなっています。

ツビックローエルの試験ソリューション

  • これらの試験には5 kNまでのZwickLineが、規格に準拠した試験でも研究開発における試験にも最適です。 このフレームには必要な全ての治具類が装備可能で、治具の交換も容易となっています。
  • 恒温槽が必要な試験にはAllroundlineのフレームがチャンバーや試験ツールに対応した試験エリアサイズとなっており最適です。

その他のインフォメーション

引張特性
ISO 527-3, ASTM D882, ASTM D5323
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パンクチャー抵抗
ISO 14477 、ASTM F1306
行先 パンクチャー抵抗
プラスチックフィルムの摩擦係数
ISO 8295、ASTM D1894、JIS K 7125DIN 53375(廃止)
行先 プラスチックフィルムの摩擦係数
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